R日本語ドキュメントパッチをビルドする on Windows
お品書き
- 1.first_env.bat
- これはD:\をC:\D_DRIVEを永続的に割り付けるバッチです
- 1-1.local330.reg
- これはD:\をC:\D_DRIVEを永続的に割り付けるレジストリファイルです(first_env.bat)の中で利用されます
- 2.second_env.bat
- perl及びMiKTeXとInnoSetupをダウンロードしてインストールするバッチです
- 2-1.is-unicode.inf
- これはInnoSetupをインストールするときにpath当の設定を行うINFファイルです
- 3.setup_env.bat
- これはRtools,cairo,libcurlおよびlocal330をインストールするバッチです
- 3-1.Rtools33.inf
- これはRtoolsをインストールするときにpathの設定を行うINFファイルです
- 3-2.Rtools33_nopath.inf
- これはRtoolsをインストールするときにpathの設定を行わないINFファイルです
- 4.MkR.bat
- これはRをビルドするバッチです
- 4-1.MkRules.local.32
- これは32bitRをビルドするMkRules.localです
- 4-2.MkRules.local.64
- これは64bitRをビルドするMkRules.localです
手順
- 1.D:ドライブの作成(first_env.bat)
- より多くの人はD:をもたず,持っていても光学ドライブと言うケースが多いと思います.
Rの標準配布ではLOCAL_SOFT(R_HOME/etc/R_ARCH/Makeconf)に"D:/Compiler/gcc-4.9.3/local330"が指定されているのでこれと同じ環境を作る事とします.
D:が光学ドライブの場合は[コントロールパネル]->[システムとセキュリティ]->[管理ツール]
を選び, "コンピューターの管理"を起動し,[記憶域]->[ディスクの管理]を選択して, 光学ドライブを選択して[ドライブ文字とパスの変更]を選んでドライブ文字をD:以外にします.
そして, C:\D_DRIVEを作って, レジストリに登録する事によって永続的にD:がC:D_DRIVEになるようにします.
古い人はsubstコマンドを思い浮かべるかと思いますが, 違いは永続的である点です.
- 2.perlとMiKTeX及びInnoSetupのインストール(second_env.bat)
- perlはtexinfoの為に, MiXTeXはドキュメントの作成の為にインストールします. InnoSetupはWindows版のインストーラを作成するツールです.
- 3.Rtools,cairo,libcurlおよびlocal330のインストール(setup_env.bat)
- Rtoolsはツールチェーン(stableはRtools33), local330(基礎的なライブラリ群)はrsyncを使ってダウンロードしてますが, https://cran.ism.ac.jp/bin/windows/extsoft/3.3/ からダウンロードも可能です. CRAN公式ドキュメントにしたがってcairo, libcurlは変更無いものとしてダウンロードしています.
- 4.Rのビルド(MkR.bat)
- 説明がめんどくさいので, バッチファイルにまとめてあります. MkR.batを実行すればダウンロードしてきてビルドを始めます.
上手くビルド可能であれば, R-x.x.x/src/gnuwin32/installer/配下にexeが出来上がります.
-